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2006年11月30日 (木)

「はやりめ」に罹り易い子供

これは、教科書に書いてあったり、そういう統計を出した論文があったりするわけではなく、単なる私の経験上の感じなので、確かな事は言えませんが、「はやりめ」に罹り易い子供達には共通した特徴があるなあ、という印象を持っています。

HP上の眼の病気の話の所にも書いてありますが、「はやりめ」は流行性角結膜炎やプール熱などウィルス性急性結膜炎の事で、この疾患の主な伝染経路は接触感染、特に手指を介する感染が殆どです。ウィルスのついた所や物を触ってその手で目を触ってしまう事で感染します。

今年は3月頃からずっと「はやりめ」の流行があり、未だに保育園や幼稚園児にこの病気で受診される子供が結構います。昔はこの病気が流行するのは夏だけだったのですが、最近は一年中流行が見られるようになってしまいました。

さて、本題です。この「はやりめ」に罹り易い子供の特徴とは?一言でいえば、「所構わずペタペタと良く触りまくる子供達」です。そうでない子も勿論いますが、割合としてそういう子供が多いなあという印象を受けます。

診察室に入ってきて、いきなり診察台を触りだす、診察台のボタンやスイッチ類をいじる、強烈な子になると私の細隙灯顕微鏡の操作レバーや診察道具まで触ろうとする。待合室でも椅子や壁を端から端まで触って歩く、受付に置いてある備品を触る。先入観なしに公平に見ても、「はやりめ」で受診する子供にはそういう割合が高い気がします。

本当は他の患者さんへの感染を考えて、「はやりめ」の患者さんには椅子と顎台、額当て以外、院内のどこにも一切触って欲しく無いのですが、まあ、子供のすることですから仕方ありません。後で触られたところは消毒をします。

このように院内で色々と触りまくるということは、ふだんも色々平気で触っていることが多い、それでウィルスをもらってしまう確立が高いのではないか?そんな風に想像していますが、どうでしょうね?

診察終わって、お母さんにお話して、本人にも一応、「じゃあ、よーく手を洗って、色んなところをペタペタ触らないようにしようねぇ」ってお話した後、「はーい!」って元気良いお返事が返って来て、「はい、いい子だねぇ」って言った直後に診察台をペタッ(T_T)、・・・こんなケースが良くあります(^_^;)

お母さん方、お子さんが「はやりめ」になりにくい子に育てるには、小さな時から「色んな所を必要もなく無闇に触らない」よう教育された方が宜しいかと思います。「はやりめ」だけでなく、インフルエンザや単なる風邪でも手指を介しての感染は結構あるんですよ。「外から帰ったら手を洗ってうがいをする」、感染予防の基本ですね。えっ私?私はもう、院内では度々手を洗ってますし、外出から帰ったら必ず手洗い、うがいをします。自分の指で目を触る事も極力しません。眼科医が「はやりめ」になったら患者さんにしめしがつきませんもんね(^^♪。

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